前期高齢者と呼ばれる年齢になった今、私はこれからどう老いていくのかとつくづく考えることがある。
毎日、そばにいて憎まれ口をたたき合う夫がいなくなったらどうするのだろう?
私は50歳を超えた頃に、友人たちと「四捨五入したら100歳だよね」などと笑っていた。
当時、長寿双子姉妹だった成田 きんさん・蟹江 ぎんさんの姉妹が共に100歳を過ぎても元気で、マスメディアに注目されていたせいでもある。
今となっては、そのような冗談は言えなくなってしまった。
前期高齢者となり年金受給者となった今の私は、マスメディアやSNS等で「高齢者を支える若者の負担」という表現を見聞きすると「ふざけんなよ!」と舌打ちする。
どれだけ身を粉にして働いて、税金や年金を納めつつ被害者面している君ら若者を育ててきたことか・・・。
やがて自身も老いていくであろう若者に何と言われようと、私は胸を張って生きていきたい。
しかし、健康な身体と認知機能が維持できればこそである。
そこが不安・・・だ。
MEMO
前期高齢者(young-old, early elderly) とは65歳以上75歳未満の者をいう。老年学(Gerontology)ではニューガーデンBernice L. Neugartenの分類を参考に健康状態や経済状態などの特徴を考慮して、65歳以上の高齢者を「前期高齢者(65-74歳)」と「後期高齢者old-old(75歳以上)」の2期に分ける場合と、アッチレーRobert C. Atchleyの提唱をもとに「前期高齢者(65-74歳)」「中期高齢者middle old(75-84歳)「後期高齢者oldest-old(85歳以上)」の3期に分ける場合がある。参考:看護大事典(2010)
老年期はライフステージ life stageで区切るとき、成人期に続く人生最後の時期をいう。世界保健機関 (World Health Organization: WHO) では65歳以上とし、人口動態調査や「社会福祉法」においても65歳以上となっているが、明確な年齢区分はない。衰退期とみなされる一方で円熟期と考えることもできるとされている。
統計局ホームページ(2022.05.02閲覧)の「人口推計(令和3年(2021年)11月確定値,令和4年(2022年)4月概算値)(2022年4月20日公表)」によれば、2021年(令和3年)11月1日現在(確定値)において、総人口は 1億2544万3千人で,前年同月に比べ減少し、15歳未満人口・15~64歳人口は 前年同月に比べ減少 しているが、 65歳以上人口は 3622万4千人で,前年同月に比べ増加している。
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